「Windows10のメモリ数は最低16GBは必要でそれ以下はパソコンじゃない!」、「メモリは4GBあれば十分です(当サイト推奨)」と、いろいろな意見があり、どうすればいいのか迷ってしまいますよね。
新型コロナウィルスの影響からモートワーク・学習で人気の「Zoom」を使うときの必要量についても知りたいですよね。
そこで、メモリとは何なのか?メモリの働きとは?使う用途別メモリの必要量について説明します。
メモリの働き
「メモリ(memory)」とは、直訳すると「記憶」や「思い出」という意味です。
メモリは主記憶装置とも呼ばれ、PCが何か計算や処理をする際に、一時的に情報を記憶しておく役割を担っているパーツ。
パソコンなどのIT用語としてのメモリは、主に「記憶装置」のことを指し、2GB、4GB、8GB、16GBなどと表示されます。
PCに求められる機能を満足させるには入・出力データを保存しておく領域が必要です。
とりわけ、主記憶装置(メインメモリとも)と呼ばれるCPUの作業領域の容量は、PCの性能自体にも大きく影響を及ぼし、単に「メモリ」といった場合にはこの「主記憶装置」を指すケースが多いです。
メモリ数が多ければ多いほど処理スピードは高まる?
メモリ(主記憶装置)は、HDDやSSD(補助記憶装置)に比べ、数倍~数百倍ほど高速に読み書きが可能です。
そのためPCの頭脳にあたるCPUが演算に頻繁に使用する情報をメモリに置いておき、あまり使わない情報をHDDやSSDに置いておくことで、処理の高速化を図っています。
現在市販のパソコンでは、メモリ4G搭載、8GB搭載、16GB搭載などとなっています。当然メモリ数が多ければ、処理速度は速くなります。
ただし、メモリは価格も高く、速いパソコンを求めるなら、それ相当の出費を覚悟しなければなりません。
Windows7時代には、メモリ1GB1万円が相場でしたが、2020年7月現在、4GBで2,500~4,000円、8GBでも2枚で7,000円ほどになっています。
メモリに関していえば、以前は日本製が高性能で断トツだったんですが、現在その市場は中国や韓国のサムスンに移行しています。
価格が安くなることは、僕たち中古・再生パソコンを愛する者には好都合ですが、ちょっと寂しい気もします。
Zoomを使うときの必要量
Zoomを使うならメモリ16GB必要だ!とか、いろいろなことをいう人がいますが、そもそもZoomのスピードはメモリのスピードより、通信速度の違いが大きいです。
いまどき2GBのメモリを使っている方は少ないですが、4GBあって、光通信(フレッツ光など)なら問題ないです。
ただし通信速度は、都内や首都圏でも、場所によっては光通信ができないところもあります。その場合「ADSL通信」しか選択できません。
ポケットWi-Fiの場合、通信速度は2.4Ghzだと、ADSL並みです。5Gだと光通信並みになります。
ADSL通信だと、通信スピードが遅いので途切れたりすることがあります。
必要な仕事別メモリギガ数
ワードやエクセルを開いて、グーグルで調べ物やらで10枚くらい開いて、Amazonミュージックをかけながら、ダゾーンでプロ野球を同時に見る程度なら、4GBあれば十分です。
ただし、夢コンで扱うパソコンは全て「SSD(ソリッドステートドライブ)」だから、スピードは新型パソコン「Core i9搭載」程度に早いです。
結論
CAD(キャド)を扱う一級建築士さん、イラストレーターやフォトショップを扱う映像関係者、オンラインゲームで0コンマ1秒を競うゲーマーなら、メモリは多ければ多いほどいいでしょうが、一般的なお仕事で使う場合、4GBあれば十分です。
それにメモリは安くなったとはいえ、余分なお金を使うのも、もったいないです。
ハイブリッドがいいからと、車はハイブリッド以外ダメかというとそうでもないです。最近は高齢者の事故も多発していますが、見るとハイブリッド車多いですよね。
高機能は全てに優先するわけではなく、運転に戸惑うような人には凶器になりうるわけです。
使うユーザーによって、軽自動車でもいいし、4輪駆動、家族が多ければワンボックスと用途が異なります。
メモリ増設
メモリは後から増設もできます。たいていのパソコンはメモリ専用の裏ブタを外すと、2枚のメモリがメモリスロットに差し込まれています。
2つのメモリスロットがある。
4GB1枚だけなら4GBです。
4GBを2枚入れれば8GBになります。
8GBを2枚入れれば16GBになります。
メモリの種類
メモリの種類はメーカーによって違いますし、機種によっても違います。
しかし、ほとんどのメモリはそのパソコンの年代によって分けられます。
2012年以前 | 2PC(DDR2) |
2012~2020 | 3PC(DDR3) |
2017~2020 | 4PC(DDR4) |
※年代は大まかです。
つまり、旧型のパソコンには最新のメモリは入りません。3PCタイプのパソコンに2PCタイプのメモリは入りません。
裏ブタを外し、刺さっているメモリのナンバーを確認ください。
PC3ならDDR3を選べばいいということです。
メモリ数はどこで調べられるの?
今自分のパソコンにはどれくらいのメモリが入っているのか、調べる方法です。
スタートボタン → 設定 → システム → 左のメニューからバージョン情報 →